ツッコミ論

 

ギャグ漫画のヒントというブログを見た

 

 

ビートたけしによれば

説明しすぎると間抜けになる!

 

 

 

DAYONE〜!

 

 

 

だれかが言ってた

クラスの端っこで集まって話してる男子たちの会話が一番面白いってやつ

 

 

そういえば…

身内だけで盛り上がってる会話には説明がない!

 

 

男子高校生の日常においてタダクニがなんか蛇足に感じるのはそのせいか(かわいいけどね)

ひな壇でツッコミいらないなと思う時も多いし(言い回しの技術の問題でもあるけど)

なぜ電気の会話が面白いかって

説明がないからなのだ!

 

リアルなそこだけの面白みが生きている

客観的ではない、その世界の内で話が進むからだ

 

 

おかしなことに対して

リアルなむき出しの感情、リアクションがあってこそツッコミになる

 

 

とはいえ世界の外側にいる観客は

説明がないと置いてけぼりになるリスクもあるよね

そのへんのバランス感覚がないと難しい

 

 

 

 

ところで

ヘタリア見てて思った

 

 

ガチムチのツッコミって、良くない???

 

 

ぱっと思いつくだけで

ピヨ彦、ビュティ、新八、前田くん、妹子…

 

ツッコミ担当がいるギャグ漫画では一般人がつっこむのが定石だけど

我らがドイツ兄貴のツッコミには

こいつらにはないすごい爽快感がある

 

 

「イタリアーーーーー!!!!(怒)」とか

「やめろーーーー!!!!(怒)」とかね

 

じつに単純な一語を叫ぶだけでパワーあってカタルシスが得られる気がする

前田くんはいい筋いってるけどツッコミがしっとり系だからな

ドイツはそうではない

獣の咆哮のように逞しくツッコむその姿勢…

気持ちいい!♂

 

 

しかし萌えないのが難点

 

 

イギリスとか日本のツッコミには可愛げがある

一般人であればあるほど感情移入や共感がしやすく

弱そうであるほどおかしな状況に巻き込まれた同情も生まれやすい

 

 

パワーバランスも重要になる

弱いボケに対してガチムチがつっこむと強すぎて

ボケの方に同情してしまうこともありそうだ

それはツッコミ以上の役割である

 

だから

分かりやすい危機的なボケがいい

そしてお母さんポジや苦労人ポジとして若干の同情が要る

ここでかろうじて萌えを稼ぐしかない

 

 

萌えをとるか面白さをとるか…

難しい問題だ…

萌えさえあれば山も落ちも意味もいらない…